10月のOnbeeだより

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自然の中で感じた“呼吸すること”


先日、タイマッサージ(ペアマッサージ)を学びに、富士山の見える場所で数日間リトリートに行ってきました。

夕暮れの富士山


やっぱり私は自然が大好き。澄んだ空気がとにかくおいしいんです。

だけど自然の摂理というか、そこに生きる命のリアルもあって——
熊の出没アナウンスが流れたり、宿からコンビニへ向かう途中で野生の鹿に出会ったり。


少し緊張もしたけれど、「あぁ、これも自然の一部なんだな」と感じる時間でした。

都会のキラキラした雰囲気や、美味しいもの、素敵な建物やデザインももちろん好き。
でも、自然の中に身を置くと、
「呼吸してるな〜」 そんな感覚を思い出します。




呼吸の驚き:4リットルってほんとう?

このリトリートで出会ったタイマッサージの先生が、こんな話をしてくれました。

「深呼吸をすると、約4リットルもの空気が肺に入るんですよ。ペットボトル2本分です。」
でも実際には、そんなに深く呼吸できている人はほとんどいないそうです。

呼吸が浅いと、横隔膜の動きが小さくなり、肺の下にある内臓たちは常に少し押しつぶされたような状態になります。

特に女性は、子宮や卵巣、骨盤底筋群などが圧迫されやすく、
これが長く続くと、生理やホルモンの乱れ、冷え、むくみなどにもつながることがあるそうです。

本来の深い呼吸では、横隔膜が上下に大きく動き、内臓にもゆとりの空間が生まれます。

その動きが“内側のマッサージ”のように体のめぐりを整え、心まで落ち着かせてくれる。
今はトレーナーや医療の現場でも、「呼吸を学ぶ」ことが注目されている時代です。



呼吸は「習う時代」へ

深呼吸ひとつで、体の中に4リットルの空気を届けられる。

それだけで、私たちは“自分を整える力”を持っているんだと思います。

スマホを見る時間や、前かがみで過ごす時間が増えた現代こそ、
“呼吸を習う”ということが、心身のメンテナンスになるのかもしれません。

(私も絶対きちんと呼吸できていない^^;)


自然の中で感じた「空気のおいしさ」。
それは、ただ空気がきれいだからじゃなくて、
体と心が素直に呼吸している状態 だったのかもしれません。

たまには“自分の呼吸”を感じる時間を意識してみてください。
ヨガの時間が、その入り口になれたら嬉しいです^^

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